日本には本当に沢山の翻訳家さんがいらっしゃいますね。
でも
英語ができるからといって翻訳ができるわけではありません
中学校から学ぶ英語が英訳/和訳という学び方をするので、
どうしても英語ができる=翻訳や通訳もできると思われがちですが、
全く異なる言語をそっくりそのまま訳すことができるほど
単純ではないんですよね・・・
翻訳をするには、文章全体の雰囲気、文章の表面だけじゃなくその奥に
意図されること、また特定の単語を選んだ意味なども考えなきゃいけない。
その上、訳した文章がいかにも「訳しました~」っていう感じじゃなく、
まるで元々その言葉で書かれたかのような文章にすることが
大事になるんです。
私は特に翻訳家の資格は持っていませんが、仕事上翻訳をすることが
あります。その度に、言葉が話せるからすぐ訳せるでしょという
感じで頼まれるとちょっとむっとしちゃいます。
キレイに翻訳された文章はそれはもう美しくて・・・
これはもう芸術の域だと私は思っています。
以前、オーストラリアと日本の合同プロジェクト祝賀会で
オーストラリアのマネージャーが書いた祝辞を日本側で
英語のできる人(彼女もよく頼まれるんだそうです)が
訳していました。その訳文が祝賀会で読み上げられたのですが、
見事にキレイな日本語に訳されていて
思わず、その後駆け寄って
キレイな訳でした~!!
と言ってしまいました。