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英語が話せれば全てうまく行くワケじゃない

 

外国のレストランでうっかり間違ってオーダーしてしまったことはありますか?

特に外国では、コトバが話せないためにうまく通じず、頼んだものと全然違うものが運ばれてきた・・・なんてこと、あるのではないでしょうか。

実は、こんな経験は、ネイティブにもあったのです。先日オンラインニュースで紹介されていたエピソードです。

ある中高年のグループがホテルのレストランで食事をしていた時のことです。あまりワインに詳しくないため、オススメをウェイトレスに聞いたそうです。するとウェイトレスはオススメを指で差したそう。

たまたま眼鏡を持ち合わせていなかったその人は、ウェイトレスに値段を聞いたのです。

すると彼女は・・・

Thirty-seven fifty

と答えたそう。ボトルで$37.50 (4,300円相当)のワインなら値段的にも手頃だと、そのグループはウェイトレスの薦めたボトルワインを注文します。

ところが、食事が終わってお会計をしようとレシートを取ると、$37.50(4,300円)だと言われたワインが、実は$3,750(43万円!)だったんだそうです

Thirty-seven fiftyと聞くと、普通なら37.50 だと思うかもしれませんが、3750もThirty-seven fiftyと言う場合があります。

例えば西暦は、2014をTwenty fourteen と言いますね。

ちゃんと確認しなかったそのお客さんが悪いのか、ウェイトレスが紛らわしくThirty-seven fifty と言ったのが悪いのか・・・

どちらが悪いというよりも、コミュニケーションの相違で生じてしまった問題。

こんなとき、あなたならどうしますか?

よく見えなくて薦められるままにオーダーしたものの、思っていた値段と全く違ったら・・・43万円を泣く泣く払われますか? でも43万円はかなりキツいですよね・・・

結局そのグループは、レストランの支配人にわけを話し、$3,750(43万円)のワインを下げられるギリギリの値段まで下げてもらったそうです。それでも払った金額は$2,200(25万円相当)だったとか

こんな風に、ネイティブでも母国語の英語で間違いを起こしてしまうことがあるのです。日本人の私たちなら当然あってもおかしくないですよね。だからもし、失敗して恥ずかしい思いをしたとしても、間違いが生じてしまっても、しょげる必要は決してないのです。

大切なのは、その後です。

起こってしまった問題や失敗を、どう切り抜けていくか・・・

直ぐに泣く泣く$3,750を支払わずに、相手と交渉して少しでも問題や失敗を軽減させるよう立ち向かう強さが大切なんですね。

英語が話せれば、全てがうまく行くのではない。むしろそれだけでは、やっていけないと言っても過言ではないと思うのです。

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