春は、新しい命が始まる季節！
だからか、日差しを浴びるだけで何だかワクワクしてきます。
思えば十数年前、約６年間働いていた会社に辞表を出したのは
９月くらいだったなあ…。
「ここは自分の居場所じゃない」というか
「これから何年もこうして同じ生活を送るのはイヤ！」
そんな風に感じて、ずーっとそれ以外の「何か」を探していました。
資格を取ろうかとかとか、大学できちんと勉強しようかとか、留学しようかとか。
でもそれで将来は有望なのか？きちんと良い仕事が見つかるの？
留学した後どうするの？と色々現実的なことを考え始めると
やっぱりなかなか一歩が踏み出せなかった。
私が就職した時は氷河期で、
はっきり言って１部上場の商社に就職が決まったのは、
周りでも私だけだったくらい。
良い会社に就職できてよかったね〜と
周りや親からも言われていたしお給料も悪くなかった。
それを全部捨ててまで何かをするんだから、
よっぽどの見返りがないと！と自分でも気負っていたんでしょうね。
そうすること５年半。
何度も留学しようと思ったんですよね。
最初は中国、そしてアメリカ、カナダ…でも結局一歩が踏み出せなかった。
そしてオーストラリア留学案が出てきた時、自分の中では
「どうせ、またアイデアだけで終わるんだろうな」って思っていたんです。
今までがそうだったように…
そんな自分は臆病者だと思っていました。
でも、なぜか決めてしまったんです。しかも誰にも相談せずに！
（それまでは留学カウンセラーに話を聞いたりしていたんですよね）
いつの間にか申し込んで、留学の手続きを始めていました。
どうしてだろう…なんか、もう今行かなかったら、いつ行くの！
って思ったんでしょうね。
周りは結婚していく友達がいっぱいいたのに、私は彼氏もいずにフリー。
そして１４年飼っていた愛犬が死んでしまった時
「もう日本にいなくていいや」と思ったんです。
愛犬が「行っといで。僕のことは気にしなくていいから」
って言ってくれたような気がしました。
留学先の申込みが全て終わりいよいよ長年の希望だった（？）
会社を辞めることになりました。
あんなにずっと辞めたかったのに辞表を出した時の手が
ブルブル震えていたのを今でも覚えています。
なんて大それたこと！ホントにこれでいいんだよね？
って誰かに確認するように辞表を出しました。
最初は３年の留学のつもりでした。
だから３年後戻ってきた時にはまた就職活動をしないといけない。
その時には今のような良い会社にもいけないし、
きっと就職活動も大変になっている。
それでも良いの、アンタ！って自分に何度も訊きました。
新聞の求人広告を見て自分が行けそうな
仕事や給料もきちんとリサーチし現状を知った上で
私は「それでも良いの」っていつの間にか言えるようになっていました。
全くのコネなしで大手の商社を捨ててまで留学。
親も友達も、オーストラリアで出会った友人もみんな驚いていたけど
やっぱり踏み出してよかったです。
過去の私に「勇気を出して踏み出してくれてありがとう！」
と心から言いたいです。
人生なんて、どこでどうなるか分かりません。
これで安泰♪と思っていた仕事だって
一瞬にしてなくなることだってあります。
特にこれからはどんどん業務形態が変わっていくと言われています。
それならホントに自分のやりたいことを思いっきりやった方が良くないですか？
もちろんただ闇雲に突っ走るよりは
最悪な事態やその次の手段もリサーチしておいた方が良いでしょう。
でももしかしたら、思いがけずものすごい展開が待っているかもしれません。
３年留学のつもりだった私が永住してしまうことになったように…
全ては、あなたの決意から始まるんです。
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